美肌を目指して

これから少しずつ寒くなりますが、空気が乾燥するにつれて肌のトラブルも増えてくる季節です。「乾燥を避けて美肌を目指す」というと、女性に向けたお話かと思われるかもしれませんが、男性にも肌のトラブルは起こります。女性・男性関係なくお読みください。


ヒトの肌は、3つの層に分かれています。空気に触れる上から表皮・真皮・皮下組織の3つの層です。「表皮」は外側から角質層・顆粒層(かりゅうそう)・有棘層(ゆうきょくそう)・基底層に分かれています。簡単に解説しておくと、角質層は外界からの化学物質や細菌などの侵入を防ぎ、体内の水分が体外へ逃げるのを防いでいます。顆粒層は、その名が示すように「ケラトヒアリン」という顆粒が入ってきた紫外線を吸収する役割を果たしています。


また、有棘層は表皮の大部分を占め細胞間脂質を構成するセラミドを合成しています。一番下層にある基底層は、真皮の毛細血管から酸素や栄養素を補給しています。2層目の「真皮」は厚さ約1.8mm程度の組織で膠原繊維(コラーゲンなど)を多く含み、肌のハリや潤い、弾力などを保っています。



最後に、「皮下組織」は真皮と筋肉・骨格との間にあり、大部分は皮下脂肪といわれる脂肪組織で占められていて、外部からの衝撃を和らげる、体温を維持する。血管や神経を保護するなどの役割があります。

このように見てくると、ヒトの肌はそれぞれの部位が重要な役割を果たしていることがわかります。これらのどこかのバランスが崩れたり具合が悪くなると肌のトラブルになって表れることになります。その原因は、体の内側と外側のそれぞれで起こる可能性があります。体の内側では、たとえば加齢・寝不足・ストレス・食生活など、外側では紫外線・花粉・エアコンによる乾燥や室外との温度差などがあげられます。


このような原因によって、肌のターンオーバーが乱れたりバリア機能が低下するなどのトラブルが引き起こされます。ターンオーバーが遅くなると古い角質が長く残り、老廃物や皮脂がたまりやすく水分を保つ機能が弱くなります。


逆に、ターンオーバーが速くなると未熟な細胞が表面に出てきて外側からの刺激でダメージを受けやすくなってしまいます。また、バリア機能が低下すると、外部からの刺激に対する抵抗が弱くなり乾燥や炎症が起こりやすくなります。美肌を目指すためには、体の内側と外側のそれぞれの原因に向き合うことが必要です。


①洗顔とスキンケアについて

とくに、就寝前の洗顔は肌を休める準備を心がけましょう。。

・熱いお湯は皮脂を落とし過ぎて乾燥につながるので、ぬるま湯での洗顔がおすすめです。

・強くこすって洗顔することは避けましょう。気づかずに肌を痛めることがあります。

・洗顔料の洗い残しがないように。とくに小鼻・髪の生え際・あごの下など。

・洗顔後は、タオルで押さえるように水分をぬぐいましょう。タオルでこするように拭くのはNGです。

・たっぷり目の化粧水や美容液でハンドプレスして保湿しましょう。とくに保湿効果の高い基礎化粧品を選ぶことが大切です。


②食生活について

コンビニ弁当やジャンクフードばかりの偏った食事では美肌に必要な栄養が不足してしまいます。たんぱく質やビタミンA、B2、B6、C、E、ミネラル(鉄分、亜鉛)など「美肌を目指す食事」を意識しましょう。



また、肌には腸内環境を整えることが重要です。適度な運動と水分摂取、発酵食品(納豆やヨーグルト)、食物繊維(海藻やゴボウ)を摂ることを心がけましょう。

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